【レポート記事】コンセプトレストラン「もしもラーメン屋の息子がフレンチを作ったら」

 

 

こんにちはえいです。

 

 

 

 

20201129日に

「もしもラーメン屋の息子がフレンチを作ったら」

というコンセプトレストランを1日限定で開催しました。

 

 

「ラーメン」×「フレンチ」×「物語」

を掛け合わせた料理をご提供したのですが、

 

 

 

その様子を

 

 

 

鬼才パティシエライターのフジノシンさん

記事にして頂きました。

 

 

 

フジノシンさんの独特の世界観が最高で

3分くらいでバッと読めてしまうと思いますので

よろしければご覧ください!

 

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プロローグ

 

 

 

スカイツリー_____

いつかおめぇよりデカイ漢になってやる_____

俺はあの日、そう誓ったんだ_____

 

 

 

まぁ、あの日がどの日かわからないですし、そう誓ったこともないんですが押上に来ました。

 

なにをしに来たかというと、そう。

料理プロデューサー・えいさんの料理を食べに来たのです。

 

 

 

「え、えぇぇぇ!!!えいさんの料理を食べたんですかぁ!!!!うらやましぃぃぃ!!!きぇぇぇぇ!!!!!」

 

というヒステリックな声と

 

 

 

「えいさん?はて、聞いたことのない名前どすな〜。私はモノを知らんからよういかんわ〜」

 

 

 

という京都府民の声が聞こえました。

 

そうですね。えいさんを知らない方のため、はじめににえいさんがどのような人物なのかご紹介しておきましょう。

 

これを読めばえいさんのことが丸わかり。成績はあがり、恋人ができ、病気は治り、宝くじが当たること間違いなしでしょう。

 

 

 

 

 

 

このプロフィールを見ればだいたい分かるでしょうが、えいさんとは「すげぇ料理人」なのです。

 

もっと言えば「面白い料理を作る料理人」です。

彼の作ってきた料理がホームページに乗っていたので拝借させていただく。

 

 

えぇ。どうでしょうこの料理。

 

友人から出されたら間違いなく悪ふざけだと思うでしょう。

 

しかしこれをプロの料理人が真剣に作っているのが面白いし、今までにない料理を創造するという点がえいさんの魅力のひとつです。

 

 

 

そんなえいさんが手掛けるイベントが1129日に押上で開催されたのです。

 

そのイベントとは

 

「ラーメン×フレンチ×物語」

 

をテーマにしたポップアップレストラン。

 

ラーメン屋さん、いわゆる「街中華」の料理をフレンチの技法を使ってアレンジした創作料理を提供するというイベントです。

 

今回の肝は、ただ創作料理を出すだけでなく、そこに「物語」が組み込まれている点です。

 

まずプロのライターが書いた物語があり、その物語とリンクした料理が出てくるのです。

 

その物語がずばり

 

→ 拉麺太郎物語

 

物語の詳細は上記のリンクから確認していただきたいので、ざっとあらすじを紹介します。

 

亡き父からラーメン屋を引き継いだ拉麺太郎。

 

しかし父の味を越えられないことで次第に虚無感に苛まれていく。

 

そんな時にフランス料理と出会い、亡き父を超えるため、

 

一夜限りの「ラーメンフレンチ」を振舞うポップアップレストランを開く

 

 

 

という感じの物語です。

 

 

 

めちゃくちゃ面白そう!これは参加しよう!と思った時に、えいさんのこのツイートが俺の目に飛び込んできました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラーメンフレンチをご馳走する…だと…?

 

 

 

つまりタダでプロのえいさんの料理が食えると…?

 

 

 

 

 

はいはいはいはい〜!!!!!!

 

やりま〜すやります!是非この私めにお任せください!!!!

 

と即行でDMを送り、今回のレポート記事を書くに至ったというわけです。

 

べ、別にタダで食べられるからレポートを書くわけじゃないんだからねっ//勘違いしないでよねっ//

 

 

 

 

 

レポート

会場は木を基調とした、カフェのような落ち着いた雰囲気のお店だった。

 

とりあえず1番端の席につき飲み物を注文する。

 

 

 

 

お酒は飲めないので、とりあえず烏龍茶を注文。

 

 

 

 

 

 

まだイベントの開始まで時間があったので、レポートどんな感じで書こうかな〜と考えていた。その間にも他の参加者が来店し各々の席についていく。

 

その時俺は自らが犯した重大なミスに気付く。

 

俺以外の全員が何やら黄色いドリンクを飲んでいるのだ。参加者俺を含め15人ほどだったが、本当に俺以外の全員が黄色いドリンクを飲んでいるのだ。

 

 

 

 

な、何が起こっているんだ…みんな示し合わせてように同じもの飲んでいるだと…

 

確かスッキリの週末占いでは10月生まれのラッキーカラーがイエローだったはず。ここのいる全員が10月生まれだというのか!!!

 

まさに天文学的確率!人類の神秘!こんな奇跡が起きるとはえいさんのイベント恐るべしっ!

 

後に分かることなのですが、皆さんアルコールは控えたかったらしく、かといってノンアルコールの中でも烏龍茶は面白味がないので、自家製レモンスカッシュを頼んでいたというだけでした。

 

ちなみに俺の誕生日は1228日なのでよろしくお願いします。

 

 

 

参加者が揃ったところで、えいさんからの挨拶がありイベントが開始となりました。

 

そして一品目のアミューズが出てくるまでの間、俺は人生最大の緊張を味わっておりました。

 

その理由は今回えいさんから課せられた3つのミッションにあります。

 

1、各料理の写真と解説

 

2、イベント全体のレポート

 

3、参加者の声

 

これを網羅した記事を書かねばならない。いや、まぁレポート記事としては至極当たり前なんですが、いかんせん、3の「参加者の声」が緊張の種。

 

俺は第12回全日本人見知り選手権の関東予選で準優勝するほどの人見知り。知らない人に話を聞くなんて普段であれば絶対にできない。

 

しかし今回は料理という報酬があって、それに見合った仕事をせねばならない。そう。仕事。仕事なのだ。いけっ!割り切るんだフジノシン!

 

とりあえず俺は隣の女性に話しかけることにしました。

 

「あの〜すいません、ハハッ、今日はちょっとお話とか聞かせてもらったりなんかしちゃうと思うんで、その、よろしくお願いします」

 

挙動不審に声をかけると女性は快活にこう答えてくれました。

 

「全然大丈夫ですよ!むしろ私で大丈夫!?ていうかね私ここに来る時に血塗れのおじいさん助けてきたの!この話も聞く!?この話はいっか!ごめんなさいねお喋りで!ハハハ!!!」

 

「は、はぁ。血塗れのおじいさんですか。それは大変ですね」

 

「そんなに大変でもないわヨォ!私こういうのしょっちゅうだから!月に1回はこういうことあるのヨォ!」

 

な、なんだって…

 

1で血塗れのご老人に遭遇するというのか

 

まさに天文学的確率!世界の神秘!こんな偶然が起きるとはえいさんのイベント恐るべしっ!

 

まぁ何はともあれ、面白い人が隣で助かった。

 

この人をきっかけにしていけば参加者の声もなんとかなりそうだと安心した途端にお腹が空いてきた。

 

そのタイミングを謀ったかのようにアミューズが運ばれてくる。

 

 

 

〜温製カプレーゼエビチリ〜

 エビチリにトマトソース、ガーリックバター、モッツァレラチーズを合わせた一品。

 

しょっぱなから初めて体験する組み合わせが来て身構えましたが、これが驚くほど美味しい。なんの違和感もなく素材同士がマッチしている。

 

そしてアミューズなんですがめちゃくちゃご飯が進む笑

 

家に常にストックしておきたいくらいご飯のお供として最適。

 

 

 

ちなみに席にはこのような紙が置かれています。

 

 

このQRコードを読み込めば各料理の説明が書いてあるウェブページに飛ぶという仕組み。

 

以降、このウェブページのURLも貼るのでそちらもご覧ください。

⓪拉麺太郎のご来場挨拶

①アミューズ:温製カプレーゼエビチリ(説明)

 

 

 

〜中華風ガランティーヌ〜

ガランティーヌとは簡単に言えば、
ひき肉を鶏肉や鴨肉で巻いてそれを茹でたもの。

 

この中華風ガランティーヌには黒キクラゲや山椒が巻いてあります。

 

これまた美味しい。見た目や技法はフレンチですが、味は中華。一口噛むごとに旨味が広がっていく。

 

「フレンチ×中華」という文面からは、一見混ぜるな危険のような印象が生まれますが、実際に食べる料理にはチグハグな印象が全くなく、元々こんな料理があったんじゃないかとさえ感じる一体感があります。

 

このバランス感覚。二品目ですでにえいさんの技術の高さを痛感させられました。

②前菜:中華風ガランティーヌ(説明)

 

 〜回鍋豚の煮込みブルゴーニュ風〜

結論から言いますと、俺はこれが1番好きでした。

 

肉だけ食べるとチャーシューぽいんですが、ソースや周りの野菜と一緒に食べると途端にフレンチに化けるんですよ。

 

これぞフレンチ×中華か!となりましたね。

 

肉がホロホロとして柔らかい。かつしっかりとした食べ応え。ご飯だ。ご飯をくれ。ご飯が止まらんのだ。

③肉料理:回鍋豚の煮込みブルゴーニュ風(説明) 

 

〜フォアグラ坦々油そば〜

来た!メインディッシュ!

 

フォアグラ×油そば!これは美味しいに決まってる!

 

黄身を崩してかき混ぜ一気に麺をすすります。

 

 

 

うんんんんまい!!!!!!!!濃厚な旨味が押し寄せてくる!

 

贅沢にフォアグラが使われた油そばなんてここでしか食べられない。ここに来てやや重たい料理かと思いましたが、ナッツの食感がいいアクセントになってドンドン箸が進む。止まらない。止まらないんだ箸が。山本リンダも青ざめるほどに止まらない。

 

アンストッパブル・チョップスティックなのだ。

 

気付けば部活終わりの学生のような勢いで平らげてしまった。

 

このイベントで1番罪深い料理でした。

 

④メイン:フォアグラ坦々油そば(説明)

 

〜アマレット杏仁豆腐〜

 

元パティシエとして非常に衝撃を受けた一品でした。

 

杏仁が原料のお酒「アマレット」と、隠し味に「カルーア」を使った杏仁豆腐。上にはみかんのスープ。

 

ここまでだと「ははぁ〜ん。なるほどねぇ〜」と最大限に元パティシエという肩書きを振りかざし、斜に構えた態度を取るところです。

 

しかし、えいさんの料理がこの程度で終わるはずがない___

 

なんと「白キクラゲ」をコンポートにして飾りやがったのだ。

 

度肝を抜かれるとはこのことでしょう。キクラゲを飾りに使うなんて発想どこから出てくるんだ。はっきり言って変態だ。

 

キクラゲの独特の食感。正直”やられた”という思いが拭えない。

 

締めのデザートでこんな衝撃を受けるとは、えいさん恐るべしだ。

⑤デザート:アマレット杏仁豆腐(説明)

 

 

参加者の声

さて、若干挙動不審になりながらも頑張って参加者の皆さんに感想を聞いてきました。

 

まずは近くの席に座っていた女性に話を伺います。

 

今回の料理でどれが1番気に入りましたか?と質問したところ

 

「最初のアミューズですね」

 

と食い気味に答えてくれました。理由としては今回のイベントのコンセプトが1番伝わったからとのことでした。

 

確かに。「フレンチ×中華」ってこういうことか!となる料理でしたね。

 

1番のお気に入りは?という質問は皆さんにさせていただいたんですが、アミューズという答えが1番多かったです。最初のインパクトやご飯が進む味付けが良かったとの声が多かったです。

 

 

 

緊張もほぐれてきたところで、続いては食通な雰囲気を漂わせるジェントルメンにお話を伺いました。

 

回鍋豚の煮込みブルゴーニュ風が1番のお気に入りだというジェントルメン。僕もあれが1番好きでしたと伝えると

 

「お肉も美味しかったけど、付け合わせのマッシュポテトも美味しかったよね。あれはグレードの高いジャガイモを使ってるよ」とのこと。

 

グレードの高いジャガイモ…

 

か、カッケェ…肉とソースにばかり気を取られてジャガイモのグレードにまで考えが至らなかった。

 

なんだろうこの感じ。サッカーの試合でディフェンダーの動きを褒めるような、ゴールを決めた選手よりアシストした選手を称えるようなこの圧倒的な玄人感。

 

カッコいいので、今後何かの付け合わせでジャガイモが出てきた時には

 

「これはグレードの高いジャガイモを使ってるね」と言うことに決めた。

 

主役よりもあえて引き立て役をフィーチャーすることによって醸し出される”分かってる感”

 

ありがとうジェントルメン。また一つ成長することができました。

 

 

 

続いては仲良く談笑されていた男性3人組にお話を伺う。

 

3人とも会社を経営されていて、えいさんのお知り合いだそうだ。

 

このイベントに参加しようと思ったきっかけを聞くと

 

「えいさんの料理を食べたいというのも勿論ありますが、中華×フレンチ×物語というコンセプトに惹かれました。お店で提供する料理は美味しいのが当たり前なので、どのように付加価値を付けるかが重要だと思います。そういった意味で、えいさんの今回のイベントはマーケティング的にも非常に興味深いです」

 

なるほど。経営者ならではの視点だ。

 

確かにお金をもらって出す料理が美味しいのなんて大前提の話だ。そこからどう差別化していくか、付加価値を付けるかという点で、今回えいさんは料理に物語の要素を組み込んだわけか。

 

なるほど〜。この捉え方は俺には全くなかったのでお三方からお話を聞けてこのイベントの凄さを一段階深く理解できた気がします。

 

 

 

それはそれとして「マーケティング的に」ってカッコいいな…俺も今度から使おう。

 

料理の付け合わせにジャガイモが出てきたらすかさず

 

「これはグレードの高いジャガイモを使ってますね。うむ。マーケテイング的にも面白い」だ。

 

ジャガイモのグレードが高いのかも、果たしてマーケテイング的に面白いのかも一切分らないが、間違いなく他を圧倒できるだろう。

 

 

 

最後に4人組の参加者にお話を伺うと、なんとえいさんのお母様と弟さん、えいさんのご友人のグループだった。

 

これはチャンス。えいさんのあんなことやこんなことをたくさん聞いてやろうと、鼻息を荒くしてインタビューをしました。

 

話を聞いている間、俺は奇妙な違和感を感じました。何か、何かがおかしい。

 

そして俺は視界の端に違和感の正体を発見しました。

 

そう。違和感の正体は、弟さんの身に付けていた腕時計だったのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

文字盤が…ない!!!

 

 

「弟さん…なぜ時計の文字盤がないのですか…?」

 

 

 

「ん?あぁ、これですか笑 今日休みだったので時間を気にしたくなくて、くり抜いちゃいました笑」

 

 

 

「く、くり抜いちゃった…?それより時計を外せばいいのでは…?」

 

 

 

「いや〜時間は気にしたくないんですけど、時計は付けていたいんですよね笑」

 

 

 

異次元の発想力だ。

時間を見たくない=時計を外す

という先入観に囚われることなく、文字盤をくり抜くとは。

 

確かにこれで時計はつけるが時間を見たくないという、一見矛盾した願望が成立している。

相反するものを両立させてしまうこの発想は今回のフレンチ×中華に通じるものがある!

 

まさか弟さんはそこまで計算に入れてこの時計を着けてきたのか!これは弟から兄への隠されたメッセージ!

照れくさくて伝えられない兄への讃美をこの時計に込めたのだ!!!

なんと!なんと美しい兄弟愛だ!!!

 

マーケティング的にも興味深いグレードの高い兄弟愛だ!

 

 

 

 

 

 

 

あれ?参加者の声ってこんな感じでいいんですっけ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まとめ

企画、料理、参加者の皆さんを含め素晴らしいイベントでした。

 

料理だけでなく、今回の軸である物語や、人と人との交流も楽しむことができて、心の底から参加してよかったと思っています。

 

 

 

今後も様々なイベントを企画しているとのことでしたので、これからのえいさんの動向に注目してみてください。

 

ごちそうさまでした。







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以上、フジノシンさんのレポートでした。
素晴らしい記事をありがとうございました!

これからも面白いイベントを開催していくので
過去のイベント記事も良かったら覗いてみてくださいね。

それではまた次回のイベントで
お会いできることを楽しみにしております。

改めて、
フジノシンさん、参加頂いた皆様ありがとうございました。

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